ドラッグストアの管理栄養士はやめとけという3つの理由と資格を活かす方法

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  • ドラックストアの管理栄養士ってどんな仕事をしてるの?
  • ドラックストアで働く管理栄養士の給料は低い?
  • これからドラックストアで働こうと思っているがやめた方が良い?

管理栄養士の職場の一つにドラックストアがあります。

しかし、その仕事内容や給与の実態から、中には「ドラックストアはやめとけ」といわれた経験のある管理栄養士がいるかもしれません。

私の友人にもドラックストアで働いている管理栄養士は多くいます。

ドラックストアで働く友人に仕事のやりがいを聞いたところ、「栄養士としての仕事が少ないので、やめておいた方が良い」と直接言われたことさえあります。

この記事では、ドラックストアで働こうか迷っている管理栄養士に向けて、ドラックストアの管理栄養士は本当にやめておいた良い職場なのかをまとめています。

この記事を読むと分かること
  • ドラッグストアの管理栄養士はやめとけという理由
  • 管理栄養士がドラッグストアで働くことのメリット
  • ドラッグストアで管理栄養士の資格を活かす方法

ドラックストアで働く管理栄養士の中には、管理栄養士としての仕事が少ないと悩む人が多く、その理由で転職を決意する人もいます。

「栄養士としての仕事がしたいのに出来ない」と悩む管理栄養士は、まずは自分から行動することで、栄養指導などの専門的な仕事を増やす事がおすすめです。

目次

ドラッグストアの管理栄養士はやめとけという3つの理由

接客のストレスが多い

ドラックストアでは、接客中の顧客とのコミュニケーションが多く、それに対するストレスが多くあります。

  • 健康に関するアドバイスをする際、誤った情報であると訴訟のリスクがある
  • 正しい情報提供のために顧客情報を記憶する必要がある
  • クレーマー対応に追われることがある
  • 販売推進している商品を売る必要がある
  • 販売に対するノルマが大変である

特にピーク時や忙しい日には、多くの顧客を接客する必要があり、ストレスがさらに高まります。

管理栄養士としての仕事が少ない

ドラッグストアの管理栄養士の仕事は、顧客に対する栄養相談に限らず、その他も多岐にわたる業務をこなさなければなりません

ドラッグストアの主な業務
  • レジ打ち
  • 接客販売
  • 発注・品出し
  • 棚卸し・在庫管理
  • 事務作業
  • 清掃
  • POPの作成
  • 締め作業

このように管理栄養士としての仕事よりも雑務や肉体労働が多いため、資格を活かしきれずに悩む人が多いです。

給料が高くない

ドラックストアの管理栄養士の給料は、病院や食品メーカーと比較すると、やや低めに設定されています。

ドラックストアの給料は大卒で20万円前後
管理栄養士手当は2500円~10000円程度

その他、勤務状態で給料は前後します。

  • 全国転勤可能か
  • 登録販売者手当の有無
  • 地域差や経験値 等

栄養士ワーカーでは登録後に担当者がつき、転職情報の共有から給与交渉まで転職のサポートをしてくれます。

自分では給与交渉がしにくいという人は、プロの力を借りて給料アップを狙いましょう。

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管理栄養士がドラッグストアで働くことの3つのメリット

管理栄養士がドラッグストアで働くことのメリットはさまざまです。

管理栄養士としてのキャリアを追求する前に、自身の目標関心に合った職場を選び、キャリアを築くための計画を立てることが重要です。

専門家として栄養に関するアドバイスが提供できる

管理栄養士は、顧客に健康的な食事習慣栄養情報を提供し、健康を改善する手助けの役割を果たします。

管理栄養士がドラッグストアで提供できるサービス
  • 栄養相談・育児相談
  • 健康教育
  • 健康食品や一般食品に関する商品の案内
  • 健康状態のモニタリング
  • 食品ラベルの解説
  • 特定保健指導
  • 健康イベントへの参加
  • 他職種との連携
  • 新商品の試食・試飲

これらの仕事内容は、自身の専門的なスキルを活用できて、やりがいが感じられるのが特徴です。

管理栄養士の枠にとらわれず、多様な業務を経験できる

ドラッグストアでの管理栄養士の仕事は多岐にわたります。

管理栄養士としての業務が少ない事はデメリットといえますが、裏を返してみれば他の職場では経験できない業務が経験できることはメリットともいえます。

仕事内容得られるスキル
レジ打ち計算スキル、コミュニケーション能力、商品知識
接客販売販売テクニック、問題解決力、コミュニケーションスキル
発注・品出し在庫管理、分析能力、コンピュータスキル
棚卸し・在庫管理データ管理、物流知識、品質管理
仕事内容と得られるスキル

常に最新の情報を得ることができる

現在は健康志向が高まっており、栄養に対する関心の高い顧客も増えているため、管理栄養士の需要が増加しています。

ドラックストアでは、常に新しい情報を顧客に提供する必要があり、定期的に勉強会が開かれる場合が多いです。

ドラックストアで働くことで得られる知識
  • 体重管理に関する知識
  • 食品の安全性
  • 栄養補助食品
  • 食品表示法
  • 最新の栄養情報
  • 食品産業の動向

病院や老人施設で利用されている食品を扱っているドラックストアも多く、商品情報に関する知識は今後のキャリアにも効果的です。

ドラッグストアで管理栄養士の資格を活かす3つの方法

ドラッグストアで管理栄養士の資格を活かす方法はいくつかあります。

栄養指導をするときに工夫をしてみる

管理栄養士は栄養に関するアドバイスを提供し、健康的な食事習慣を促進します。

独自の栄養指導ができる管理栄養士であれば、顧客満足度が高くなり、栄養士としての仕事を任される機会も増えます。

ドラッグストアで栄養指導を行う際の工夫点
  • 健康状態、年齢、性別、食事制限などに応じてアドバイスを行う
  • ポスターやパンフレット、図表を用いる
  • 健康的な食品や栄養補助食品のサンプルを提供する
  • 顧客と共に健康目標を設定し、定期的にフォローアップを行う
  • 具体的な食事プランやレシピの提案など、実際に取り組める方法を示す

これらの工夫をすることで、他の管理栄養士との差別化が図れて、顧客も健康的な食事習慣を実践しやすくなります。

教育イベントやワークショップを主催する

管理栄養士自身が、ドラッグストアで栄養に関する教育イベントやワークショップを主催することで、資格を活かした仕事内容を増やすことも可能です。

具体例
  • 栄養情報を提供するイベントを毎月企画・実施
  • 食品に関する興味深い事実を紹介するチラシの制作
  • 夏は水分補給、冬はビタミンDの重要性など、季節に合った試食コーナー設置
  • 低塩分ダイエットに適した商品の紹介POP作成

栄養士の仕事が無くてやりがいが感じられないのなら、自ら商品紹介やイベント開催などの提案をして、管理栄養士としての仕事を増やしてみると良いかもしれません。

顧客教育資料を作成する

パンフレットやウェブコンテンツなどの教育資料を作成し、顧客に栄養情報を提供する手助けを行います。

ドラッグストアの管理栄養士が顧客教育資料を作成する際の手順は以下の通りです。

STEP
ニーズの特定

どのような情報やサポートが必要かを理解することが重要です。

顧客の健康状態や食事制限についても把握しましょう。

STEP
目標の設定

資料が何を達成することを目指しているのかを明確にします。

(例)特定の栄養知識の提供、食事プランの作成、特定の食品選択のサポートなど

STEP
情報収集

最新の栄養情報や研究結果を収集し、正確で信頼性の高い情報を利用します。

科学的な根拠に基づいた情報提供が重要です。

STEP
内容の構築

必要に応じてイラスト、図表、写真を利用して視覚的に情報を示すことが役立ちます。

教育資料には実践的なアドバイスや行動可能なステップを含めましょう。

STEP
文言の検討と校正

文言や文章構造を検討し、誤りや不明確な点を修正します。

STEP
テストと改善

教育資料をテストし、フィードバックを受けて改善します。

顧客や同僚からの意見を取り入れ、資料の品質を向上させましょう。

STEP
顧客への提供

印刷物として配布するか、電子フォーマットで送付するかを決定します。

提供後は、資料を説明し質問に答える体制も整えておきます。

これらの手順を追うことで、管理栄養士は顧客に対して効果的な栄養教育資料を提供し、健康的な食事習慣の支援を行うことができます。

ドラッグストアの管理栄養士が転職前にするべき準備

  • ドラックストアの職場は自分に合っていないと感じる
  • キャリアアップのために他の職場も経験したい
  • もっと栄養指導の業務に関わりたい

このような理由で、ドラックストアを辞めて転職を考えている管理栄養士は多いです。

ドラッグストアの管理栄養士が転職前にするべき準備をまとめました。

転職の理由を明確にする

転職の理由を明確にすることで、管理栄養士としてのキャリアや転職先を考えやすくなります

転職の理由(具体例)
  • 管理栄養士のキャリアを発展させたい
  • 高い給与や福利厚生を求めている
  • 職場の環境が合わなかった
  • 特定の分野(医療・福祉・行政)に興味を持った
  • 転居や移住に伴って、新しい地域での職を探している
  • ワークライフバランスの向上を求めている

個人の目標や状況に合わせて、最適な職場を選択することが大切です。

転職を検討する際には、自身のキャリア目標や価値観を考慮し、新たな職場での可能性を探求することが重要です。

求人情報のリサーチする

自分に合った職場を探すために、転職先の求人情報をリサーチすることが必要です。

求人情報は、転職エージェントや栄養士会、ハローワーク等を通じてリサーチをします。

転職エージェント

転職エージェントは栄養士に特化したサイトを選ぶと、管理栄養士に合った職場を探しやすくなります。

栄養士に特化した転職エージェントの特徴
  • 管理栄養士の求人が豊富
  • 栄養士ならではの悩みに対応してくれる
  • 登録が無料で利用料がかからない

また、転職エージェントに登録をすると、管理栄養士一人一人に担当エージェントがつき、転職候補先の給与交渉なども行ってくれます。

適切な給与と福利厚生を獲得できるため、転職エージェントを活用することをおすすめします。

>>管理栄養士のための転職サイト・転職エージェント9選

栄養士会

都道府県栄養士会では、厚生労働大臣の認可を得て、企業・団体の求人情報を紹介している場合があります。

参考:公共社団法人東京都栄養士会HP
ハティ子

上記の画像は東京都の栄養士会のHPですが、求人情報から様々な求人を探すことが出来ました

>>栄養士会に入る5つのメリットと3つのデメリット

ハローワーク

ハローワークと、栄養士の転職エージェントである栄養士人材バンク栄養士転職ナビから栄養士・管理栄養士の職場別に求人数を比較しました。

  病院クリニック 介護 保育園
ハローワーク 16931662260
栄養士人材バンク 172634751765
栄養士転職ナビ 4948591670
参考:ハローワークHP、栄養士人材バンク栄養士転職ナビ

※2023年9月現在の求人数を比較しています。

この結果から、病院・クリニック介護施設は栄養士人材バンク保育園はハローワークの求人が多いことが分かりました。

>>ハローワークと転職サイトの求人数・内容を徹底比較

ドラッグストアの管理栄養士はやめとけという本当の理由|まとめ

ドラッグストアの管理栄養士はやめとけという3つの理由は以下のとおりです。

  • 接客のストレスが多い
  • 管理栄養士としての仕事が少ない
  • 給料が高くない

しかし、ドラッグストアで管理栄養士の資格を活かす方法はいくつかあります。

  • 栄養指導をするときに工夫をしてみる
  • 教育イベントやワークショップを主催する
  • 顧客教育資料を作成する

ドラッグストアを辞めたいと悩む管理栄養士は、なぜ辞めたいのかを明確にして、今後のキャリアプランを見つめ直すことがおすすめです。

管理栄養士として自分が求める職場を探すためには、栄養士に特化した転職エージェントを活用することでより多くの求人から転職先を見つける事が出来ます。

>>管理栄養士のための転職サイト・転職エージェント9選

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この記事を書いた人

給料の低さ、人間関係、仕事内容などの理由から、管理栄養士を活かさず一般職に就いてしまう人が増えています。
このブログでは、管理栄養士として5回の転職を繰り返した筆者が、職場ごとの仕事内容や給料などを記事にまとめています。
1人でも多くの管理栄養士が、資格を生かした職に就けるようサポートできたら嬉しいです。

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