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- 企業の健康管理室で働く管理栄養士はどんな仕事をするの?
- 健康管理室のメンバーにはどんな資格を持つ人がいる?
- 企業の健康管理室で働くには求人をどこで探すべき?
最近では、企業に設けられた健康管理室で管理栄養士を募集している企業が増えており、就職先の幅が広がっていています。
私自身、管理栄養士として3回の転職を繰り返し、現在は管理栄養士が自分に合った職に就けるよう様々な職場を研究してきました。
この記事では、企業研究で得た「企業の健康管理室で働く管理栄養士の仕事内容」について詳しく説明していきます。
- 企業の健康管理室で働く管理栄養士の仕事内容
- 企業の健康管理室に加わるメンバー
- 企業の健康管理室で管理栄養士が働くメリット・デメリット
- 企業の健康管理室での管理栄養士求人を探す方法
健康管理室の仕事は、従業員の健康維持のために栄養指導や栄養教育を実施しているため、管理栄養士としてキャリアアップが見込める仕事といえます。
しかし、健康管理室を設けている企業は、現時点で求人数が少ないのがデメリットといえます。
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企業の健康管理室は従業員の健康と福祉をサポートしている
企業の健康管理室は、従業員の健康と福祉をサポートする部門です。
- 健康診断後のフォロー
- 従業員のストレス管理
- 2カ月に1回職場を巡視し、職場環境を整備する
- 休職中の従業員に対するケア
企業の健康管理室は、従業員が健康な生活習慣を実践し、健康問題を管理するのに役立つサービスを提供します。
企業の健康管理室で管理栄養士は栄養に関する健康問題を管理している
企業の健康管理室で管理栄養士は、従業員の健康促進と栄養に関する健康問題の管理を担当します。
管理栄養士は、企業の従業員の健康を支援し、生産性向上や健康関連のコスト削減に貢献する重要な役割を果たします。
- 栄養評価、指導
- 献立作成
- 栄養教育
栄養評価、指導
健康診断の結果などを元に従業員の栄養状態を評価し、特定の栄養欠乏や過剰摂取の問題を特定します。
そして、必要に応じて従業員に対して個別に栄養指導を行い、栄養アドバイスを提供します。
その後も従業員の進捗をモニタリングし、食事計画の調整や改善を行います。
- 体重管理のための工夫
- 不足している栄養を補給する方法
- 食物アレルギー除去法 等
献立作成
管理栄養士は従業員や顧客の健康を考慮しながら、栄養バランスが取れた食事を提供しています。
以下は、管理栄養士が献立作成時に注意していることです。
- 栄養バランス
- 健康的な食事を提供し、栄養不足や過剰摂取を防ぐ
- 食品の多様性
- 野菜、果物、穀物、たんぱく質源、乳製品などをバラエティ豊かに組み合わせる
- カロリー管理
- 献立のカロリーを調整し、過度なカロリー摂取を防ぎ、体重管理をサポートする
- 食事制限の考慮
- アレルギー、食物制限(ベジタリアン、ヴィーガンなど)に対応するため代替食材を提供する
- 季節と地域の食材
- 季節や地域の食材を活用し、新鮮な食材を取り入れる
- 調理方法
- 健康的な調理方法を選択し、脂肪や塩分の摂取を抑えるよう心がける
- 食材の安全性
- 食材の品質と安全性を確保し、食中毒や健康リスクを最小限に抑える
管理栄養士はこれらの要点を考慮しながら、バランスの取れた食事を提供するために専門知識を活用します。
栄養教育
企業の健康管理室での管理栄養士は、ポップなどを作成して、従業員に栄養に関する教育を提供します。
- 食品選択
- 健康に良い食品の選択方法や、食品ラベルの読み方について指導する
- 加工食品や添加物について説明し、健康に影響を与える可能性があるものを避ける方法を示す
- カロリー管理
- カロリーの理解とカロリー摂取の管理方法を説明し、体重管理やエネルギーバランスについて助言する
- 食事の準備と調理法
- 健康的な食事の準備と調理方法を示し、脂肪や塩分の摂取を制御する方法を教える
- 食生活の改善
- 従業員に自身の食事習慣を把握し、改善点を特定する手助けをする
このような栄養教育によって、健康管理室の管理栄養士は従業員が健康的な食事習慣を実践できるようサポートします。
企業の健康管理室には様々な資格を持つ専門家が含まれている
企業の健康管理室のメンバーには、従業員の健康を維持し促進するために様々な資格を持つ専門家が含まれます。
- 医師
- 看護師
- 管理栄養士
- 健康コーチ
- 臨床心理士または心理カウンセラー
- 健康情報管理士
- 職業療法士または理学療法士
- 健康プログラムコーディネーター
- 予防医療専門家
- 企画職、事務職
企業の健康管理室のメンバーは、従業員の健康と福祉をサポートし、職場全体の健康促進を促す役割を果たします。
医師
医師は従業員の健康問題の診断、治療、処方箋の管理を行います。
企業の健康管理室では、一般的な診療、健康スクリーニング、労働災害の評価などを担当することがあります。
看護師
健康スクリーニング、健康評価、予防措置の提供、健康教育、ワクチン接種などを行います。
従業員の日常的な健康ケアを担当することが一般的です。
管理栄養士
管理栄養士は、従業員の栄養状態を評価し、健康的な食事アドバイスを提供します。
食事プランの作成や食事療法のサポートが主な役割です。
健康コーチ
健康コーチは、従業員の生活習慣や健康目標に向けた支援を提供します。
コーチングセッションを通じて、ストレス管理、運動、栄養、喫煙禁止などの健康行動を改善するお手伝いをします。
臨床心理士または心理カウンセラー
心理専門家は、従業員の心理的な健康を支援し、ストレス管理、メンタルヘルス問題、職場ストレスに関する相談を行います。
健康情報管理士
健康情報管理士は、電子健康記録(EHR)の管理、患者データの保護、健康情報のプライバシーとセキュリティの維持など、健康情報の管理に関連する仕事を担当します。
職業療法士または理学療法士
職業療法士および理学療法士は、従業員の労働関連の怪我や障害のリハビリテーション、エルゴノミクスの評価などに関与することがあります。
健康プログラムコーディネーター
健康プログラムコーディネーターは、企業の健康プログラムを計画し、実施、評価する役割を果たします。
健康プログラムの管理やデータ収集などを担当します。
予防医療専門家
予防医療専門家は、予防接種や健康スクリーニングプログラムの設計と管理に関与します。
企画職、事務職
企画職や事務職の方々が医療職との間に入り、その他の部署や経営陣と円滑なコミュニケーションを果たしています。
企業の健康管理室で管理栄養士が働くメリット・デメリット
企業の健康管理室の管理栄養士が気になっているという人は、メリットとデメリットを把握しておくことが重要です。
メリット | デメリット |
---|---|
栄養指導の仕事が出来る 管理栄養士としてのキャリアアップが見込める 栄養に関する知識の更新が出来る | 多様なニーズへの対応が必要 プレッシャーやストレスがかかりやすい 健康の改善には時間がかかる |
企業の健康管理室で管理栄養士が働く3つのメリット
- 栄養指導の仕事が出来る
- 管理栄養士としてのキャリアアップが見込める
- 栄養に関する知識の更新が出来る
栄養指導の仕事が出来る
管理栄養士は、従業員の健康目標やニーズに合わせた栄養指導を実施します。
それにより、従業員の健康を向上させるサポートが出来てやりがいが感じられます。
管理栄養士としてのキャリアアップが見込める
健康管理室の一員として、企業の健康プログラムを開発、実施、評価するプロセスに参加できます。
自らが提案・実践することで、管理栄養士としてのキャリアアップにもつながります。
栄養に関する知識の更新が出来る
管理栄養士は食事に関する知識とスキルを活用して、従業員の生活習慣の改善をサポートします。
そのため、誤った情報を提供することがないよう、研修を通して知識の更新が行えます。
企業の健康管理室で管理栄養士が働く3つのデメリット
- 多様なニーズへの対応が必要
- プレッシャーやストレスがかかりやすい
- 健康の改善には時間がかかる
多様なニーズへの対応が必要
従業員は異なる栄養ニーズや健康状態を持つことがあります。
すべてのニーズに対応することは難しく、一部の従業員に適したアドバイスが他の人には適さないことがあります。
プレッシャーやストレスがかかりやすい
従業員の健康に関わる仕事はプレッシャーとストレスがかかることがあります。
特に従業員の期待に応えるために高いレベルの仕事内容が求められます。
健康の改善には時間がかかる
健康の改善には時間がかかることがあります。
そのため、従業員の健康状態の変化を確認するまでに、時間と労力を費やす必要があります。
企業の健康管理室での管理栄養士求人を探す3つの方法
管理栄養士の求人が企業の健康管理室で出ているかどうかは、地域や求める企業によって異なります。
一般的に、大規模な企業や健康促進に積極的な企業は、管理栄養士を募集していることがあります。
- 転職エージェント
- 企業のウェブサイト
- 栄養士会
求人情報は、転職エージェントや栄養士会、企業のウェブサイト等を通じてリサーチをすることがおすすめです。
中でも、転職エージェントは自宅から求人を探すことが出来て、転職に必要な履歴書や職務経歴書の作成を手伝ってもらえるので、上手に活用するといいでしょう。
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転職エージェント
転職エージェントを通じて、管理栄養士の求人を探すことができます。
しかし、企業の健康管理室での求人はまだ少ないのが現状です。
そのため自分で求人を探すよりも、担当エージェントに希望求人を提案してもらう方が効率良く求人を見つけられます。
求人は常に更新されるため、新しく求人が出た際には教えてもらうように伝えておくことも必要です。
エージェントは、履歴書の添削や面接の手配なども支援してくれます
企業のウェブサイト
健康管理室を置く企業は、自社のウェブサイトで管理栄養士の求人情報を掲載していることがあります。
気になる企業は定期的に求人情報をチェックし、募集が出ているか把握しておくと良いです。
栄養士会
都道府県栄養士会では、厚生労働大臣の認可を得て、企業・団体の求人情報を紹介している場合があります。
そのため、栄養士会のウェブサイトを利用して、求人情報を探すことができます。
上記の画像は東京都の栄養士会のHPですが、求人情報から様々な求人を探すことが出来ました
企業の健康管理室で働く管理栄養士の仕事内容|まとめ
企業の健康管理室での管理栄養士は、従業員の健康促進と栄養に関する健康問題の管理を担当します。
管理栄養士は、企業の従業員の健康を支援し、生産性向上や健康関連のコスト削減に貢献する重要な役割を果たします。
- 栄養評価、指導
- 献立作成
- 栄養教育
栄養指導の仕事が出来る貴重な職場なので、管理栄養士としてのキャリアアップを目指している管理栄養士にはおすすめの職場といえます。
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登録をすると、一人一人に担当エージェントがつくので、自分の求める職場を相談することで転職成功に繋がります。
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