※当サイトはアフィリエイトリンクを含みます
- 栄養士会は会費が高い印象がある
- 栄養士会に入ると転職をサポートしてくれるって本当?
- 栄養士会に入るメリットって何?
栄養士会とは、栄養士や管理栄養士が入会できる公益社団法人のことです。
初年度の入会にかかる費用は全体で14000~19000円かかります。
養成校を卒業する際に、学校から推奨されることが多いですが、その費用の高額さから入会に悩む人も多いです。
私自身、費用の高さから入会を拒み、栄養士会に入るメリットとは何だろうと考えていた一人です。
今回は栄養士会に入るメリットとデメリットをまとめました。
- 栄養士会に入るメリットとデメリット
- 栄養士会に入会するのにかかる費用
- 栄養士会への入会方法
栄養士会に入るメリットは以下のとおりです。
キャリアアップのツールだけでなく、万が一の事故に対応する保険加入や転職サポートをしてくれるというのは栄養士会に加入する強みといえます。
- 研修会や講習会に会員割引価格で参加できる
- 「日本栄養士会雑誌」が毎月届くので、新しい情報を確認できる
- 同じ職域や地域の仲間が出来る
- 事故に備えて、最大1億円の栄養士賠償責任保険に加入できる
- 管理栄養士や栄養士の就職・転職サポートをしてくれる
管理栄養士・栄養士の就職・転職の際には、栄養士人材バンクを登録しておくと、より多くの求人から就職先を見つける事が出来ます。
栄養士会には、「日本栄養士会」と「都道府県栄養士会」の2つがある
「日本栄養士会」は国民に対してを支援するのに対して、「都道府県栄養士会」は都道府県民を中心に支援するという枠組みがされています。
日本栄養士会と都道府県栄養士会はそれぞれ連携しながら活動を行っているため、日本栄養士会会員は当該都道府県栄養士会の会員でもあります。
そのため、栄養士会に入会する際は、日本栄養士会と各都道府県栄養士会の両方に所属することになります。
参考文献:全国の栄養士会 | 公益社団法人 日本栄養士会 (dietitian.or.jp)
栄養士会に入会する5つのメリット
- キャリアアップできる
- 会報誌から最新情報を学べる
- 同じ職種や地域の仲間と交流の輪が広がる
- 栄養士賠償責任保険に加入できる
- 就職や転職の支援が受けられる
参考文献:公益社団法人 日本栄養士会「入会案内」
キャリアアップできる
栄養士会では、研修会・講習会を実施しています。
参加費用に関しては、会員割引価格が適用されるので、お得に参加することが可能です。
賛助会員企業による無料のセミナーなど、参加費がかからない企画もあります。
参考書では知りえない栄養情報をより詳しく学べるというので、今後のキャリアアップに役立ちます。
会報誌から最新情報を学べる
栄養士会に入会すると、「日本栄養士会雑誌」が毎月自宅に届くようになります。
また、ホームページからも会員限定情報を見ることができます。
会報誌からは以下の内容が確認できて、常に最新情報と向き合えるのが特徴です。
- 最新の業界ニュース
- 新制度
- 実践資料
- 研修会の情報
- 様々な職場で働く管理栄養士の活動内容
時代遅れの管理栄養士とならないようにするには、常に新しい情報を収集することが重要です。
同じ職種や地域の仲間と交流の輪が広がる
管理栄養士は職場に同じ職種の人が、自分以外に居ないということも少なくありません。
栄養士会に入れば、研修会や講習会に参加することで、同じ職種や地域の仲間と交流の輪が広がります。
管理栄養士同士の交流にはメリットがたくさんあります。
- 職種ならではの悩みを相談できる
- 先輩管理栄養士のアドバイスを聞ける
- モチベーションアップに繋がる
- 情報共有が出来る
同じ地域の管理栄養士から転職先を紹介してもらえることもあります
栄養士賠償責任保険に加入できる
保健、福祉、医療関連の分野で働く管理栄養士は時に重い責任が伴う場合があります。
栄養士会では、業務上発生する万が一の事故に備えて「栄養士賠償責任保険」「団体総合補償制度費用保険」に加入することが可能です。
無事故であることが一番ですが、万が一の事故のためにも保険があると安心です
就職や転職の支援が受けられる
都道府県栄養士会では、厚生労働大臣の認可を得て、企業・団体の求人情報を紹介している場合があります。
上記の画像は東京都の栄養士会のHPですが、求人情報から様々な求人を探すことが出来ました
管理栄養士の就職や転職の際には、栄養士人材バンクを登録しておくと、より多くの求人から就職先を見つける事が出来るのでおすすめです。
栄養士会に入会する3つのデメリット
- 研修会や生涯学習の内容が病院栄養士向けである
- 求人が年に数回しかでない
- 会費や研修費用が高い
研修会や生涯学習の内容が病院栄養士向けである
栄養士会に所属している栄養士で一番多いのが、病院で働く栄養士といわれています。
そのため、研修会や生涯学習等では、病院で役立つ内容を基本としていることが多いです。
もちろん、どの職場においても必要な情報であることに変わりないですが、学校、給食業務、行政、フリーランスに特化する内容が少ないことは、病院以外で働く管理栄養士にとってはデメリットといえます。
求人が年に数回しかでない
就職や転職の支援が受けられることは栄養士会に入会することのメリットの1つです。
しかし、地方によっては求人が年に数回しかでないということがあります。
他にも求人に関する不満の声はいくつかありました。
- 会報に記載された求人先が実際には求人していなかった
- 日本栄養士会からの会報が数カ月遅れで届く
- そもそも求人が少ない
求人に関しては、栄養士会に出ている求人だけでなく他の転職サイトやハローワークも十分に活用すると良いかもしれません。
会費や研修費用が高い
入会にかかる費用は全体で14000~19000円かかります。
入会費だけでもかなり高額に思えますが、研修にも入会割引はありますが、費用がかかります。
また、研修は地方での開催が多く交通費がかかってしまったり、平日の開催が多いため仕事で研修に行けないということも多いです。
そのような費用を考えた結果、自分で参考書を活用して勉強した方がいいと栄養士会に入会しない人もいるようです。
入会費用の内訳は4つある
栄養士会に入会するには費用を支払う必要があります。
- 初年度会費
- 初年度入会金
- 日本栄養士会会費
- 各都道府県の会費
日本栄養士会会費のみ一律で6,500円です。
初年度会費・初年度入会金・各都道府県の会費は都道府県によって異なります。
※都道府県の栄養士会HPから、各都道府県の入会費用の確認が可能です。
- 初年度会費:14000~19000円
- 初年度入会金:1000~2000円
- 日本栄養士会会費 :一律6,500円
- 各都道府県の会費:6500円~11500円
各都道府県別の栄養士会にかかる費用一覧
東京、岡山、広島は比較的安く、新潟が高めに設定されていました。
また、初年度入会金はほとんどの都道府県は1000円であるのに対して、鹿児島・福岡・三重はやや高めであることが分かります。
安い | 高い |
---|---|
初年度会費:東京、岡山、広島 初年度入会金:ほとんどが1000円 各都道府県の会費:東京、岡山、広島 | 初年度会費:新潟 初年度入会金:鹿児島・福岡2000円、三重1500円 各都道府県の会費:新潟 |
栄養士会に入会する際の申し込み方法
栄養士会に入会するには、日本栄養士会のWebサイトから手続きする必要があります。
都道府県栄養士会に入会すれば、自動的に日本栄養士会にも入会できます。
各都道府県の栄養士会
栄養士会に入る5つのメリットと3つのデメリット|まとめ
メリット | デメリット |
---|---|
キャリアアップできる 会報誌から最新情報を学べる 同じ職種や地域の仲間と交流の輪が広がる 栄養士賠償責任保険に加入できる 就職や転職の支援が受けられる | 研修会や生涯学習の内容が病院栄養士向けである 求人が年に数回しかでない 会費や研修費用が高い |
キャリアアップのツールだけでなく、万が一の事故に対応する保険加入や転職サポートをしてくれるというのは栄養士会に加入する強みといえます。
栄養士会に入会費の内訳は以下のとおりです。
- 初年度会費
- 初年度入会金
- 日本栄養士会会費
- 各都道府県の会費
日本栄養士会会費のみ一律6,500円で、初年度会費・初年度入会金・各都道府県の会費は都道府県によって異なります。
- 初年度会費:14000~19000円
- 初年度入会金:1000~2000円
- 日本栄養士会会費 :一律6,500円
- 各都道府県の会費:6500円~11500円