管理栄養士が保育園で働くことのデメリットとは|仕事内容・給料・休日

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  • 保育園で働く管理栄養士の仕事内容とは?
  • 保育園における管理栄養士の待遇や給料が知りたい
  • 保育園で働くメリットやデメリットは?

保育園では、食育活動食物アレルギー窒息防止の対応など他の職場ではない仕事が多くあります。

今回は保育園で働く管理栄養士から、実際に聞いた保育園事情を記事にまとめました。

この記事を読むと分かること
  • 保育園での仕事内容
  • 勤務日の流れや給料について
  • 保育園で働くメリット・デメリット

保育園で働く管理栄養士のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
休日が固定されていることが多い
早番や遅番などがない
子どもに癒される
キャリアアップが見込めにくい
希望休が取りにくい
責任が重い
保育園で働く管理栄養士のメリットとデメリット
目次

保育園で働く管理栄養士の仕事内容

  • 給食管理
  • 食育活動
  • アレルギーや窒息防止の対応

給食管理

保育園では、給食やおやつの献立作成調理など給食管理も仕事の1つです。

実際に厨房に入って、調理、盛り付け、配膳、片付け、洗浄まで行うこともあります。

子どもの健康や、アレルギーに配慮した献立を作成することも大切です。

給食管理に関する仕事内容
  • 食材の発注
  • 厨房業務
  • 献立作成
  • 栄養価計算
  • 予算の管理
  • 給食だよりの作成・発行

保護者に対する情報発信として給食だよりを作成し発行します。

給食だよりを発行する理由
  • 保護者に子どもがどのような給食を食べているのか伝える
  • 家庭でも栄養が整った食事をできるようにアドバイスする
  • 保護者とのコミュニケーションをとり信頼を得る

食育活動

食育活動では子どもに対して「食べることの大切さや楽しさ」を伝えます。

各クラス月に1回の頻度で食育活動を行うことが多いです。

食育活動の具体例
  • イベントの立案
  • 掲示物作成
  • 紙芝居や絵本の読み聞かせ
  • 食育に関する講義
  • 調理実習
  • 行事食の提供

保護者の中には、子どもにどんな食事をあげたらよいか分からないと悩んでいる人も多いです。

そのため子どもに対しての食育だけでなく、保護者に対しても食育活動を行い不安軽減に繋げます。

アレルギーや窒息防止の対応

保育園では、保護者から子どものアレルギーに関する相談を受けることがあります。

その都度、正しい情報を伝えられるように勉強しておくことが必要です。

ハティ子

自宅でのアレルギー対策として具体的な献立や、除去すべき食材を適切に伝えられると、保護者からの信頼も得られやすいです

また、6歳以下の子どもだと食事中に窒息事故を起こしてしまう心配もあります。

そのような窒息防止のためにも事前に対策を考えて置いたり、周りの職員にも伝えておくことが重要です。

保育園で働く管理栄養士の勤務時間や1日の流れ

勤務時間

保育園で働く管理栄養士の勤務時間は、基本的に8時間勤務のところが多いです。

時間として、子どもが園内にいる8:00〜17:00、9:00〜18:00などに勤務します。

食事の提供は、昼食とおやつのみであるため、病院や老人施設のように早番や遅番があることは少ないです。

延長保育の子供がいる場合は、交代で勤務時間をずらして出勤します。

1日の流れ(午前・昼・午後)

午前
おやつや昼食の準備・提供
  • 1日の流れをスタッフで打ち合わせ
  • 食事提供する人数を確認
    • 離乳食が必要な子どもや、アレルギー対応の子どもを確認しておく
  • おやつの準備・配膳・下膳
  • 昼食の材料準備・調理・試食・盛り付け
昼食の提供・下膳
  • 昼食の提供
  • 子ども達の様子をみる
    • 子ども達の食べ具合などを保育士とミーティング
  • 昼食の下膳・洗浄
  • 昼休憩
午後
おやつの準備・提供、事務作業
  • おやつの準備・調理・提供・下膳・洗浄
  • 調理室の清掃
  • 献立の立案、栄養計算
    • 以前提供した献立の食べ具合なども考慮する
  • 食材の発注、予算管理
  • 給食だより作成
  • 明日の準備や今日の振り返りなどをスタッフとミーティング

保育園で働く管理栄養士の給料や年間休日

給料

保育園の給料は、病院や食品メーカーのように高いとは言えません

ただし、昇給や賞与などの待遇がしっかりしているところは多いので、長く働きやすい環境であるといえます。

月収15~22万円
昇給年1回
賞与年2回、3ヶ月分程度
年収250万円~350万円
保育園で働く管理栄養士の給料

>>管理栄養士の給料が安い4つの理由と月収アップのための4つの方法

休日

年間休日は平均105~120日程度、長期休暇もしっかり取れる保育園は多い

休日や長期休暇は、基本的に保育園の休園日に沿って取れます

GW、お盆、年末年始などは休園日になることが多いため、長期休暇が取りやすいといえます。

日曜日や祝日は基本的に休日になることが多いです。

土曜日は子どもの人数が減るため、交代で出勤する場合があります。

ハティ子

土日休み希望の人にはおすすめの職場です

>>管理栄養士で土日休みの求人を見つける方法

メリット

  • 休日が固定されていることが多い
  • 早番や遅番などがない
  • 子どもに癒される

休日が固定されていることが多い

保育園では、土日祝日休みであることが多いです。

そのため、仕事以外の予定も組みやすく、スケジュール管理がしやすいといえます。

早番や遅番などがない

保育園は病院や老人施設とは違い、朝食や夕食を作ることが少ないです。

そのため、早番や遅番といった勤務形態はほとんどありません

子どもに癒される

保育園で働いていると、子どもたちの成長に携わることが出来ます。

自分が考えた献立で給食を食べる子ども達から「美味しかった」といわれることがやりがいに繋がります。

また、保育園によっては、従業員の子どもを預かる制度もあり、育児と仕事との両立も可能です。

デメリット

  • キャリアアップが見込めにくい
  • 希望休が取りにくい
  • 責任が重い

キャリアアップが見込めにくい

保育園で働く管理栄養士の中には、キャリアアップが見込めにくいと思っている人も多いようです。

キャリアアップが見込めにくい理由
  • 人事異動や人員追加が少ないため、職場環境が変わりにくい
  • 勉強会が多くない
  • 厨房業務が中心である

希望休が取りにくい

保育園には、管理栄養士を1人しか採用せず、1人で管理栄養士の仕事を回しているというところが多いです。

仕事を休むと、休み明けは仕事が溜まっていて自己負担が大きくなってしまいます。

そのため、希望休が取りにくいというのが保育園のデメリットです。

責任が重い

保育園では、アレルギーのある子どもに対する別メニューの作成や、子どもが誤飲しないような調理方法など注意すべき点が多くあります。

特にアレルギーの対応は命に関わることもあるため、子どもの命を守るためにも常に意識しておくことが必要です。

保育園での管理栄養士求人の探し方

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管理栄養士が保育園で働くことのデメリットとは|まとめ

保育園で働く管理栄養士の仕事内容は以下のとおりです。

  • 給食管理
  • 食育活動
  • アレルギーや窒息防止の対応

給食管理では子どもの健康や、アレルギーに配慮した献立を作成することが大切です。

保育園で働く管理栄養士の勤務時間は、基本的に8時間勤務のところが多いです。

保育園で働く管理栄養士の1日

午前
おやつや昼食の準備・提供
  • おやつの準備・配膳・下膳
  • 昼食の材料準備・調理・試食・盛り付け
昼食の提供・下膳
  • 昼食の提供・下膳・洗浄
午後
おやつの準備・提供、事務作業
  • おやつの準備・調理・提供・下膳・洗浄
  • 献立の立案、栄養計算
  • 食材の発注、予算管理
  • 給食だより作成

保育園で働く管理栄養士のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
休日が固定されていることが多い
早番や遅番などがない
子どもに癒される
キャリアアップが見込めにくい
希望休が取りにくい
責任が重い
保育園で働く管理栄養士のメリットとデメリット

職場別の仕事内容を知ることで管理栄養士としてやりたいことを具体的にすると転職成功につながりやすいです。

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この記事を書いた人

給料の低さ、人間関係、仕事内容などの理由から、管理栄養士を活かさず一般職に就いてしまう人が増えています。
このブログでは、管理栄養士として3回の転職を繰り返した筆者が、職場ごとの仕事内容や給料などを記事にまとめています。
1人でも多くの管理栄養士が、資格を生かした職に就けるようサポートできたら嬉しいです。

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