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- 管理栄養士が専門学校の講師になるとどんな仕事をするの?
- 調理専門学校で管理栄養士の講師が担当する授業は?
- 専門学校講師として働く管理栄養士の給料や福利厚生は?
管理栄養士の求人には調理専門学校講師の仕事があります。
しかし、その仕事内容を詳しく知っている人は少ないです。
私自身、調理専門学校講師の仕事に興味があり、実際に転職活動を行ったことがあります。
この記事では、調理専門学校の講師として働こうか迷っている管理栄養士に向けて記事をまとめています。
- 調理専門学校の講師として働く管理栄養士の仕事内容
- 管理栄養士が担当する授業科目
- 実際に出ている求人の給与や福利厚生
調理専門学校で講師として働く管理栄養士は、栄養に関する授業を担当したり、オープンキャンパスの運営や行事に携わる仕事を行っています。
そのため生徒と共に自身の成長につながり、管理栄養士としてのキャリアを向上させられるやりがいのある仕事といえます。
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調理専門学校の講師として働く管理栄養士の仕事内容
調理専門学校の講師として働く管理栄養士の仕事内容には以下のようなものがあります。
- 授業の担当
- 学生の指導
- オープンキャンパスの運営
- 学校行事への参加
一つ一つ項目に分けて解説していきます。
授業の担当
調理専門学校では、管理栄養士が講師として授業を担当することがあります。
授業を担当するにあたって必要な準備は以下のとおりです。
学年やコースに合わせて調整し、適切な授業項目が設けられるように計画します。
教材は養成施設の教科書のほか、教員が独自に作成したプリント等を使用します。
フルタイムの講師は通常、週に15から20コマ以上の授業を担当します。
また、調理実習などを担当する場合もあります。
学生の指導
調理専門学校で働く管理栄養士は、講師として学生の指導にも貢献します。
- 学習の進展をモニタリングして、個別に指導を行う
- コンクールに向けて、生徒のサポート体制を整える
- 学生のキャリア相談に応じ、進路に対するアドバイスを提供する
- 試験を実施して知識やスキルの習得度を確認し、成績で評価をする
オープンキャンパスの運営
オープンキャンパスは、専門学校への入学を検討している学生やその家族に、学校について理解してもらう重要なイベントです。
管理栄養士は専門知識と経験を活かして、訪問者に有益な情報を提供し、学校の魅力を伝える役割を果たします。
- 学校紹介とプログラム説明
- 講義やデモンストレーション
- 学生や訪問者をキャンパス内を案内し、施設や設備を見学させる
- 模擬授業
- 質疑応答セッション
高校への出張講義をして、直接専門学校の良さを広める活動もあります
学校行事への参加
専門学校の行事に参加し、コミュニティと連携をとることも管理栄養士の仕事の一つです。
調理専門学校には、主に以下のような行事が行われます。
- オープンキャンパス
- 入学式、卒業式
- 校外実習
- 料理コンペティション
- 栄養セミナー
- 学外研修
- フードフェスティバル
これらの学校行事は、学生のスキル向上や社会参加、コミュニケーション能力の向上を支援し、学校コミュニティを活気づけます。
学校によって実施される行事は異なるため、具体的な行事については各学校のカレンダーや情報を確認することが重要です
調理専門学校で管理栄養士の講師が教える授業科目
調理専門学校の講師として働く管理栄養士は、以下の授業科目を担当することが多いです。
※学校やプログラムによって異なる場合があります
- 栄養学
- 食品科学
- 食品安全管理
- 調理技術
- 栄養評価
- 栄養指導
- 食品メニューの企画と管理
- 食品業界の法律と規制
- 食事療法
- 実習と実務経験
また、授業内容は学生の専攻やプログラムに応じて調整されることがあります。
実際に授業科目ごとに簡単な解説をしていきます。
栄養学
基本的な栄養学の原則や栄養素に関する知識を教えます。
食事のバランス、栄養価、栄養ニーズ、特別なダイエットなどが含まれます。
食品科学
食品の製造、保存、調理、品質管理に関する基本的な原則を教えます。
食品の加工技術や衛生についても指導することがあります。
食品安全管理
食品の安全性と衛生に関する知識を提供し、食品安全の規制や基準に従った食品の取り扱いを教えます。
調理技術
料理の基本的な技術、調理法、料理のプレゼンテーション、メニュー開発などを教えます。
栄養評価
食事の評価方法、栄養診断、栄養ニーズの評価などについて指導します。
栄養指導
個々の栄養ニーズに基づいた栄養指導のスキルを教えます。
特別なダイエットプランの開発や患者への栄養教育も含まれます。
食品メニューの企画と管理
メニューの企画、価格設定、在庫管理、食材調達などのレストランや食品サービスに関するスキルを教えます。
食品業界の法律と規制
食品業界における法的要件や規制に関する知識を提供します。
食事療法
特定の疾患や病態に対する食事療法の原則や実践について教えます。
実習と実務経験
調理実習や栄養指導の実務実習を監督し、学生が実際の職場で必要なスキルを習得できるようサポートします。
調理専門学校の講師として働く管理栄養士の給料
実際に2023.10月、現在に出ていた調理専門学校の管理栄養士求人を参考に給料を比較していきます。
求人①
【管理栄養士/常勤】※正社員・四大卒
【月給】230,000円
・基本給 220,000円
・資格手当 10,000円
求人②
1コマ(50分)3,000円~
※月収例
1コマ3,000円×週15コマ×4週=180,000円
求人③
時給3000円
給与月額は3000円×週8コマ×4週=96,000円
求人④
月給20万5000円~24万円+各種手当
■資格手当:1万円
■担任手当:1万円
■扶養手当: 5000円(配偶者)、3000円(子)
求人⑤
【契約職員】 月給 200,000円 〜 240,000円
・基本給 180,000円~200,000円
・教務手当 10,000円~20,000円
・担任手当 10,000円~20,000円”
求人⑥
【管理栄養士/常勤】※正社員
【月給制】202,000円-268,000円
[内訳]
・基本給 182,000円-248,000円
・資格手当 10,000円
・固定残業代10,000円(4時間分)
求人を見て分かるように、雇用形態が正社員か、契約社員か、給料の配分が月収換算か、時給換算かによっても大きく異なります。
しかし、月収で見ると20万円を超えていることが多く、他の職場と比較して給料はやや高めであることが分かります。
※給料は地域や経験によっても大きく変動します。
調理専門学校の講師として働く管理栄養士の休日
実際に2023.10月、現在に出ていた調理専門学校の管理栄養士求人を参考に休日を比較していきます。
求人①
土曜日、日曜日、祝日休み
祝日・長期休暇など
求人②
土日祝休み(完全週休2日制)
長期休暇・夏季冬季休暇
求人③
週休二日制
日曜+シフトにて指定日を休日
求人④
祝日休み
日・祝・その他
求人⑤
日曜日、祝日、その他
※土曜日は年間半数が休日
ほとんどの調理専門学校が、日祝は確定で休みになっており、ワークライフバランスの整った生活が行えそうです。
また、オープンキャンパスや学校行事がある月は、準備などの兼ね合いで土日に出勤することもありますが、代わりに平日に休みをもらうことが出来ます。
調理専門学校の講師として働く管理栄養士の就業時間帯
実際に2023.10月、現在に出ていた調理専門学校の管理栄養士求人を参考に就業時間を比較していきます。
求人①
日勤帯勤務
求人②
9:00~18:00の間の担当授業時間
求人③
10時から14時30分
昼休憩時間あり50分
求人④
8時30分~17時30分(所定労働時間8時間 休憩60分)
求人⑤
8:30~17:00
求人⑥
【管理栄養士/常勤】
1ヶ月単位変形時間労働制
08:30-17:30
調理専門学校の講師の仕事は、平均して日勤勤務が多く、早番や遅番などのシフト制であることが少ないようです。
生活のバランスを整える事が重要だと考える管理栄養士にとっては、おすすめの職場ともいえるでしょう
調理専門学校の講師として働く管理栄養士のメリット・デメリット
調理専門学校の講師として働く管理栄養士にはメリットとデメリットがあります。
どちらもしっかりと吟味したうえで、転職を考えることがおすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
働く教職員も元気に生徒と共に成長できる キャリアを向上させる機会が得られる 土日祝に休みがとれることが多い | 授業実施にかかる時間が膨大 休日に生徒に会う可能性がある 一部の学校では教育資格が必要である |
調理専門学校の講師として働く管理栄養士のメリット
- 働く教職員も元気に生徒と共に成長できる
- キャリアを向上させる機会が得られる
- 土日祝に休みがとれることが多い
調理専門学校の講師として働くと、生徒と共に自身の成長にも繋がるということがメリットの一つです。
- 生徒が指導を受けて、料理技術や栄養学の理解を向上させ、成功を収める瞬間に充実感を感じる
- 講師として働く過程で、常に最新の料理技術や栄養情報を提供するために継続的に学習する機会があり、それが自身の専門知識を向上させることに繋がる
- 学生からの評価やコメントを通じて、自己評価や成長の機会を得ることができる
これらの瞬間を通じて、管理栄養士としてのスキルを向上させ、教育者としての満足感を感じることができます。
また、学生と共に成長し、彼らの成功を見守ることは非常に充実感のある体験です。
調理専門学校の講師として働く管理栄養士のデメリット
- 授業実施にかかる時間が膨大
- 休日に生徒に会う可能性がある
- 一部の学校では教育資格が必要である
講師業務は準備や授業の実施に多くの時間とエネルギーを必要とします。
長い授業時間や評価のために時間が取られることはデメリットとも言えます。
また、一部の学校では教育資格が必要です。
管理栄養士がその要件を満たしていない場合、追加の教育を受ける必要がある場合があります。
応募条件の確認はしっかりと行うようにしましょう
管理栄養士の転職におすすめな活動方法
求人情報は、転職エージェントや栄養士会、ハローワーク等を通じてリサーチをすることがおすすめです。
中でも、転職エージェントは自宅から求人を探すことが出来て、転職に必要な履歴書や職務経歴書の作成を手伝ってもらえるので、上手に活用するといいでしょう。
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転職エージェント
転職エージェントは栄養士に特化したサイトを選ぶと、管理栄養士に合った職場を探しやすくなります。
- 管理栄養士の求人が豊富
- 栄養士ならではの悩みに対応してくれる
- 登録が無料で利用料がかからない
また、転職エージェントに登録をすると、管理栄養士一人一人に担当エージェントがつき、転職候補先の給与交渉なども行ってくれます。
適切な給与と福利厚生を獲得できるため、転職エージェントを活用することをおすすめします。
栄養士会
都道府県栄養士会では、厚生労働大臣の認可を得て、企業・団体の求人情報を紹介している場合があります。
上記の画像は東京都の栄養士会のHPですが、求人情報から様々な求人を探すことが出来ました
ハローワーク
ハローワークと、栄養士の転職エージェントである栄養士人材バンク、栄養士転職ナビから栄養士・管理栄養士の職場別に求人数を比較しました。
病院・クリニック | 介護 | 保育園 | |
ハローワーク | 169 | 3166 | 2260 |
栄養士人材バンク | 1726 | 3475 | 1765 |
栄養士転職ナビ | 494 | 859 | 1670 |
※2023年9月現在の求人数を比較しています。
この結果から、病院・クリニック、介護施設は栄養士人材バンク、保育園はハローワークの求人が多いことが分かりました。
調理専門学校で講師として働く管理栄養士|まとめ
調理専門学校の講師として働く管理栄養士の仕事内容には以下のようなものがあります。
- 授業の担当
- 学生の指導
- オープンキャンパスの運営
- 学校行事への参加
管理栄養士が担当する業務は、栄養学や食品化学などの科目があり、授業を実施するまでに自分自身がしっかりと学習しておく必要があります。
調理専門学校の講師として働くことで、スキルを向上させ、教育者としての満足感を感じることができます。
また、学生と共に成長し、彼らの成功を見守ることは非常に充実感のある体験です。
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