【管理栄養士必見】病院で働くことが難しいと感じる3つの理由と求人の見つけ方

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  • 管理栄養士が病院から内定をもらうのは難しい?
  • 病院管理栄養士の求人はどこに出ている?
  • 病院で働くためうえで必要なスキルとは?

管理栄養士病院で働くことが難しいと思われる理由は、求人が少なく、応募する人数が多いからです。

また、病院は比較的に土日休み、高収入、研修豊富であることが多いのも人気の理由です。

しかし、多職種に比べて管理栄養士の募集は少なく、求人が出ると多くの管理栄養士が応募するため、倍率が非常に高くなっています。

私自身、新卒の頃は10件以上の病院募集を応募して、何度もお祈りメールをいただいたことがあります。

その後、何度かの転職を経験して、現在は病院管理栄養士として働くことができ、とても充実した生活を送れています。

この記事では、管理栄養士が病院で働くのが難しいといわれる理由と、実際に求人を見つける方法をまとめています。

管理栄養士の転職サイト・エージェントで「病院・クリニック」を検索した結果/

転職サイト・エージェント求人数公式サイト
栄養士人材バンク1209件栄養士人材バンク
栄養士転職ナビ494件栄養士転職ナビ
栄養士ワーカー1514件栄養士ワーカー
求人サイト別病院の公開求人数

※2023年9月現在の求人数を比較しています。

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目次

【病院で働くのが難しい理由①】管理栄養士の職場で人気の職場である

一般社団法人全国栄養士養成施設協会の「R4年度管理栄養士養成施設卒業生 管理栄養士の就職先内訳」を見ると、管理栄養士の養成施設の就職先の多くは病院であることが分かります。

つまり、大学を卒業後に病院に就職する管理栄養士は、他の職場に就職する人に比べて多いということです。

しかし、病院で働きたいと思う管理栄養士は新卒だけではなく、既卒の管理栄養士の中にも病院の求人がでたら、就職したいと常に求人を探している人が多いです。

そのため、病院管理栄養士の求人は倍率が高く、求人を見つけても内定をもらうことが難しいというのが現状です。

【病院で働くのが難しい理由②】管理栄養士の求人が少ない

病院の求人は、各病院ホームページのリクルート情報にも記載されています。

病院によっては、常に従業員募集をかけているところもあるでしょう。

しかし、必要な資格・スキルを見ると「看護師・医師」などの求人が多く、管理栄養士の求人が出ることは多職種と比較して少ないです。

管理栄養士の求人が少ない理由は以下の3点が挙げられます。

  • 病院が必要とする管理栄養士の人数が少ない
  • 退職する管理栄養士が少ない

病院が必要とする管理栄養士の人数が少ない

そもそも管理栄養士は病院に必要なのか?

医師や看護師と違って、管理栄養士の認知度は病院において低いと思います。

しかし、管理栄養士は病院において必要な存在であり、実際に以下の法律で設置義務が定められています。

医療法

病床数100以上の一般病院には栄養士が1名以上、特定機能病院には管理栄養士を1名以上置かなければならない

厚生労働省:医療法に基づく人員配置標準について

健康増進法

特定給食施設であって特別の栄養管理が必要なものとして厚生労働省令で定めるところにより都道府県知事が指定するものの設置者は、当該特定給食施設に管理栄養士を置かなければならない

健康増進法

例:東京都の場合

  • 病院または介護老人保健施設の特定求職施設(一回300食以上または1日750食以上提供)
  • 病院(病床数300以上)に設置される特定求職施設
  • 介護老人保護施設(入所定員300人以上)に設置される特定給食施設
管理栄養士の必置指定について 東京都福祉保健局

ただし、設置義務が規定されていても人数が多ければ多いほど良いということでもありません

そのため、管理栄養士は医師や看護師のように毎年数名募集がかかるということは少ないです。

募集がでても、数年に1回1.2人程の募集をかけるということが多く、求人には多くの管理栄養士が応募することになります。

退職する管理栄養士が少ない

病院の管理栄養士は、福利厚生や待遇の良さなどから退職する人が少ないといわれています。

病院では、前任者が退職するタイミングで欠員補充として募集をかけることが多いです。

そのため、なかなか求人が出ないという状況に繋がってしまいます。

ただし、女性従業員が多い管理栄養士の職場では、産休・育休をとる方も多いので、その方の代わりとして短期間での募集を出している病院は多いです

ハティ子

短期間でも経験を積んでおくことで、今後のキャリアに役立てるというのも良いですね

ボーナス時期である7.8月や12月にボーナスをもらってから退職する管理栄養士も多いので、退職者が出やすい時期に転職サイトやハローワークで求人をチェックしておくのがおすすめです。

ハローワークはインターネットサービスで求人を探すことが出来ますが、推薦状を出してもらうのに平日のハローワークが開いている時間に行く必要があります。

私は転職サイトを利用しながら転職活動をしていました。

最近では「栄養士」の名がつく転職サイトが増えてきています。

どのサイトを使ったらいいのか悩みますが、サイトによっては地方の求人や、病院の求人がが少ないこともあるので、吟味して登録すると良いです。

管理栄養士の転職サイト・エージェントで「病院・クリニック」を検索した結果/

転職サイト・エージェント求人数公式サイト
栄養士人材バンク1209件栄養士人材バンク
栄養士転職ナビ494件栄養士転職ナビ
栄養士ワーカー1514件栄養士ワーカー
求人サイト別病院の公開求人数

※2023年9月現在の求人数を比較しています。

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【病院で働くのが難しい理由③】経験のある管理栄養士が優遇される

病院の管理栄養士の募集を見ると、以下のような内容が記載されていることがあります。

  • 病院での栄養管理業務経験のある方歓迎
  • 経験者優遇いたします
  • 必須経験・スキル 実務経験1年以上

病院での求人は、経験者採用のみとなる場合も多いです。

病院では即戦力を求めていることが多いので、経験がない管理栄養士は募集自体、受け付けていないということもあります。

逆に言えば、病院経験の無い管理栄養士はどうしたら経験を積むことが出来るのでしょうか?

過去に5回の転職を繰り返した私の経験値として、生かされたものをまとめました。

  • 委託給食での病院厨房経験や献立作成業務
  • 市役所での栄養指導業務
  • 業務委託で行った特定保健指導業務

これらは、比較的就職が簡単な場所で得たスキルです。

委託給食は就職しやすい事はもちろんですが、正社員にこだわらなければ市役所やクリニックなどでも栄養指導は行えます。

まずは、経験を獲得するために雇用形態にこだわらずに病院で活用できるスキルを磨くのもおすすめです。

【実践】管理栄養士が病院の求人をいち早く見つける方法

募集自体が少ない病院への就職は情報収集がかなり重要になってきます。

病院のホームページに募集がないかを常にチェックしたり、見学を積極的に申し込んでみるのも良いでしょう。

病院の求人はなかなか出ていないので、常に求人が出ていないか確認する癖をつけておくと良い求人が出た時に見逃すことがありません。

病院の求人をいち早く見つける方法
  • 転職サイト・エージェント
  • ハローワーク
  • 栄養士会のホームページ
  • 各病院のホームページ
  • 学校

転職サイト・エージェント

最近では、管理栄養士に特化して転職エージェントも増えてきています。

担当のエージェントに「病院の求人が出たら教えてほしい」と伝えておくと、優良求人が出た際にすぐに教えてくれるので、とてもおすすめです。

転職サイト・エージェントは基本的に登録が無料なので、登録だけしておいて求人が出たら応募するようにしておくと良い求人を逃しにくいです。

管理栄養士の転職サイト・エージェントで「病院・クリニック」を検索した結果/

転職サイト・エージェント求人数公式サイト
栄養士人材バンク1209件栄養士人材バンク
栄養士転職ナビ494件栄養士転職ナビ
栄養士ワーカー1514件栄養士ワーカー
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>>管理栄養士の転職におすすめのサイト・エージェントをまとめた記事

ハローワーク

ハローワークは求人数が一番多く、まずはハローワークを確認してみるといろんな求人を見つけることが出来ます。

地域の求人情報も多いので、地方で病院の求人を探している場合、とても有効です。

また、既に仕事を退職している方は、条件によっては給付金をもらいながら転職活動ができます。

ハローワークは土日休みであるのがデメリットですが、インターネットサービスから求人を探すこと出来るので、まずがネットから検索してみましょう。

栄養士会のホームページ

参考:公共社団法人東京都栄養士会HP

都道府県栄養士会のホームページでも求人を確認できます。

ハティ子

上記の画像は東京都の栄養士会のHPですが、求人情報から様々な求人を探すことが出来ました

各病院のホームページ

病院によっては、転職サイトやハローワークには求人情報を提供していないことがあります。

そのため気になる病院があれば、自身でホームページを検索して求人情報を確認してみるのがおすすめです。

ホームページ内の採用情報を確認しつつ、病院の特性や食事提供の方法なども情報収集しておくと、面接でも柔軟に対応できます。

学校の先生からの紹介

近くに母校があれば、学校で求人情報を聞くというのもおすすめです。

母校であれば、求人情報だけでなく職場環境などの情報まで教えてもらうことも出来ます。

また、先生やリクルート担当の方に面接や試験内容の対策を受けることも出来るので、転職初心者の方はこの方法をとるのも良いかもしれません。

管理栄養士が病院に転職する際の試験対策

病院の就職試験では、管理栄養士の国家試験に関わる科目が出る可能性が高いです。

筆記試験でよく出る科目
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 基礎栄養学
  • 栄養教育論
  • 臨床栄養学
  • 給食経営管理論

転職活動の際は、国家試験の問題を勉強しておくと筆記試験でも有利に進むので、あらかじめ勉強しておくようにしましょう。

面接対策として、管理栄養士の面接でよく出る質問をまとめた記事があるので、良ければ参考までにご覧ください。

転職の際には、自己分析をしておくことで自己PRに活用できます。

自己PRで伝えるべきポイント
  • 過去に評価されたエピソード
  • 過去の失敗談と、対処方法
  • 仕事のこだわりと、どのように会社に貢献できるか

>>管理栄養士の自己分析と自己PR|職場別の例文4選紹介はこちら

病院で働くのが難しい3つの理由と事前に確認すべきこと|まとめ

病院で働くことが難しい理由の多くは求人が少なく、倍率が高いからです。

求人が少ない理由には以下の理由が挙げられます。

  • 病院が必要とする管理栄養士の人数が少ない
  • 退職する管理栄養士が少ない

管理栄養士が病院の求人を探すには以下の方法がおすすめです。

  • 転職サイト・エージェント
  • ハローワーク
  • 栄養士会のホームページ
  • 各病院のホームページ
  • 学校の先生からの紹介

求人募集が出るのが少ない病院管理栄養士ですが、退職者が出やすい7.8月や12月前後には比較的募集がかかりやすいです。

その時期に転職サイトやハローワークで求人をチェックしておくと求人を見つけやすいのでおすすめです。

管理栄養士の転職サイト・エージェントで「病院・クリニック」を検索した結果/

転職サイト・エージェント求人数公式サイト
栄養士人材バンク1209件栄養士人材バンク
栄養士転職ナビ494件栄養士転職ナビ
栄養士ワーカー1514件栄養士ワーカー
求人サイト別病院の公開求人数

※2023年9月現在の求人数を比較しています。

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この記事を書いた人

給料の低さ、人間関係、仕事内容などの理由から、管理栄養士を活かさず一般職に就いてしまう人が増えています。
このブログでは、管理栄養士として3回の転職を繰り返した筆者が、職場ごとの仕事内容や給料などを記事にまとめています。
1人でも多くの管理栄養士が、資格を生かした職に就けるようサポートできたら嬉しいです。

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