【管理栄養士の転職】給料が高い委託給食会社を大手8社から徹底比較

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委託給食を運営している会社が多すぎて、どこの会社を選んだら良いか分からないと転職を悩んでいる管理栄養士は多いです。

私自身、新卒で委託給食会社に入社して2年間働いていましたが、決め手は「給料」だけで、それぞれの委託給食会社の特徴を知らずに、就職先を決めてしまったことを今でも後悔しています。

この記事では、どこの委託給食会社で働こうか悩んでいる管理栄養士に向けて、大手委託給食会社8社の中から給料が高い会社を比較しています。

また、他にも転職の際に気にしておきたい休日の日数や希望の職場はあるか、管理栄養士手当の違いなどを比較して、管理栄養士の転職におすすめな委託給食会社をまとめています。

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管理栄養士の転職におすすめな委託給食会社8選

すべての項目を簡易的にまとめた比較表は以下のとおりです。

委託給食会社	月収	年間休日	主な職場	管理栄養士手当
レオック	195,000円～	121日	福祉施設	20,000円
シダックス	169,500円～	116日	社員食堂	30,000円
ゼネラルフード	170,000円～	110日	病院	10,000円
メフォス	200,000円～	107日	保育園、幼稚園 学校給食	20,000円
日清医療食品	174,300円～	120～130日	病院 福祉施設	30,000円
富士産業	181,000～	107日	社員食堂	20,000円
エームサービス	192,500円～	122日	スポーツ施設	30,000円
グリーンハウス	203,000円～	115日	学校給食	10,000～20,000円

給料別に比較

委託給食会社	月給
レオック	195,000円～220,000円
シダックス	169,500円～187,500円
ゼネラルフード	170,000円～260,000円
メフォス	200,000円～210,000円
日清医療食品	174,300円～200,660円
富士産業	181,000～206,000円
エームサービス	192,500円～218,000円
グリーンハウス	203,000円～223,000円

地域によって基本給が異なるため、会社によっても月給に幅があります。

そのため、自分の住んでいる地域ではどのくらいの月給になるのかは確認が必要です。

休日別に比較

委託給食会社	年間休日
レオック	121日
シダックス	116日
ゼネラルフード	110日
メフォス	107日
日清医療食品	120～130日
富士産業	107日
エームサービス	122日
グリーンハウス	115日

休日日数は委託先によって異なる場合があります。

参考までに各社HP等で掲げている年間休日を比較しました。

人手不足の施設では「休日を思うようにとれない」ということもあるので、働く前に環境を確認しておくことがオススメです。

栄養士ワーカーなら転職活動中に担当のエージェントがつくので、LINEや電話で職場環境を詳しく聞くことが出来ます。

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職場別に比較

委託給食会社	主な職場	委託実績
レオック	保育園、幼稚園  アスリート栄養管理  病院  社員食堂、寮  福祉施設	病院で600カ所以上  社員食堂、寮 で約800件  福祉施設で約1,000カ所  全体で2,800カ所以上
シダックス	社員食堂、寮、職員食堂  研修所、保養所  アスリート支援サービス  老人施設  学校  病院  保育園	全体で1,800カ所以上
ゼネラルフード	企業食堂  寮食堂  学校、学生寮  保育所、幼稚園  病院、医療機関  福祉施設  その他（レストランなど）	病院・医療機関で200件以上
メフォス	保育園、幼稚園、こども園  学校給食  産業給食  病院、医療給食  福祉給食	保育園、幼稚園、こども園で450ヶ所以上（業界トップ）  学校給食で500ヶ所以上
日清医療食品	病院  福祉施設  こどもの給食	病院で1900件以上（業界トップ）  福祉施設で2600件以上（業界トップ）  こどもの給食で300件以上  全体で5502ヶ所
富士産業	医療  介護福祉  学校給食  社員食堂	全体で約1,900ヶ所
エームサービス	社員食堂、寮  病院  高齢者施設  キャンパス、学生食堂  スポーツ施設、アスリートサポート	約60の企業や団体、学校のスポーツ栄養サポート業務を受託 （ラグビーや陸上、バレーボール、野球などさまざまな競技における実績あり）
グリーンハウス	社員食堂  学校給食  病院  特養、老健、老人ホーム  保育所	学校給食で174か所  全体で2023か所

委託給食会社によって、どこの職場を豊富に受託しているのかが異なります。

働きたい職場が決まっている場合は、職場が希望地になるように委託給食会社ごとの特徴を把握しておくのがおすすめです。

福利厚生別ランキング

	管理栄養士手当	通勤手当	住宅手当	退職金制度 確定拠出年金制度	特徴的な福利厚生
レオック	20,000円	全額支給	社内規定による	記載なし	語学手当 （社内規定により）
シダックス	30,000円	全額支給	なし	あり	紹介報奨金制度
ゼネラルフード	10,000円	月上限35,000円	なし	記載なし	記念日休暇
メフォス	20,000円	全額支給	寮・社宅制度	記載なし	日・祝日手当/家族手当
日清医療食品	30,000円	2km以上は全額支給	家賃補助制度	あり	配偶者手当5,000円 （世帯主に限る） 扶養手当3,000円 （配偶者以外の扶養親族１名につき）
富士産業	20,000円	月額31,600円まで	寮・社宅制度	あり	自動車保険料補助制度
エームサービス	30,000円	2km以上は全額支給	家賃の50%支給（上限3万円） 入社後５年間支給	あり	宿泊補助 各チケット補助 スキルアップ補助 育児ベビーシッター補助 スポーツクラブ補助
グリーンハウス	10,000～20,000円	全額支給	なし	あり	グループホテル グループレストラン　10%割引

福利厚生はどこの委託給食会社もかなり整っているといえます。

自分が何を望んでいるのか、会社はその望みをかなえてくれるのかという点で見ていくと自分に合った会社を見つける事が出来ます。

特に管理栄養士であれば、資格手当が月にどのくらいもらえるのかを把握しておくとよいです。

委託給食で働く3つのデメリット

年収が低い

厚生労働省　賃金構造基本統計調査 令和４年から管理栄養士の平均年収は379万円と算出されます。

また、国税庁　民間給与実態調査で、日本人の平均年収が443万円と公表されています。

管理栄養士の年収は日本全体の平均より約64万円も低いです。

（参考：管理栄養士の給料が安い4つの理由と月収アップのための4つの方法）

管理栄養士の職場の中でも、食品メーカーや病院は比較的年収は高くなりやすい傾向があります。

しかし、委託給食は基本給が低めに設定され、資格手当や残業手当など手当で補っている部分が多いです。

そのため、ボーナスが低くなり年収も他の職場と比較して低くなりがちです。

委託給食では管理栄養士手当で給料アップが狙えます。

栄養士は管理栄養士の国家資格を取得することで、月間1～3万円程給料を増やすことが可能です。

淡々と同じ作業をする人には向いてない

委託給食の管理栄養士は、事務業務から厨房業務まですべてを担います。

厨房の人手が不足している場合は、1日中厨房業務になることもあります。

そのため本来すべき事務仕事が後回しになり、残業時間も増えてしまいがちです。

委託給食会社は同期や先輩が多いため、どのように仕事をすれば効率的に仕事をこなすことが出来るのか身近に聞ける存在がいます。

作業が溜まってしまい、仕事が休めないという人は、遠慮なくエリアマネージャーやスーパーバイザーに相談して、仕事量の相談をしましょう。

直接職場の人に相談しにくいという人は、転職エージェントの担当者に伝えてもらうというのも一つの手です。

転職エージェントというと、内定までの関係性のように感じますが、実際は転職後のアプローチまで丁寧に行ってくれます。

転職後の悩みや相談など、直接会社に言いにくい事は転職エージェントの担当者にLINEや電話で伝えてみましょう。

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年間休日が少ない委託給食会社が多い

委託給食会社の休みは、土日が勤務になることも多く他の職場よりも休日が固定されにくいです。

また、人手が不足していることから年間休日が比較的少なく、休日出勤がある職場も少なくないです。

委託給食会社にとっては人員が不足することが一番困ることであるため、休日の取り方で悩んでいる場合は現状を上司に相談することで対応してくれる会社も多いです。

最近では委託給食会社でも人員確保のために、年間休日を増やしている会社も増えています

会社によって年間休日に差があるので、あらかじめ年間休日を確認しておくようにしましょう。

＞＞年間休日の多い委託給食会社

委託給食で働く3つのメリット

経験値がない管理栄養士にもおすすめの仕事である

調理、献立作成、衛生管理などすべてを一括して学べるのは委託給食の特徴です。

このようなことから、厨房経験のある管理栄養士は重宝されやすい傾向があります。

委託給食の仕事は、経験値が無くて困るという初心者管理栄養士におすすめの仕事です。

キャリアアップのためにサポート体制が整っている

委託給食で働らく魅力の一つは、キャリアアップのためにサポート体制が整っていることだと思います。

大学では学べなかった実践的な衛生管理や、プロの調理師から学ぶ調理技術など基本的な知識だけでなく、スポーツ栄養やソフト食の作り方など応用知識も身につきます。

各社、人材育成のために豊富な研修を用意してくれているので、研修の内容も委託給食会社選びの一つに考えてみるのも良いかもしれません。

いろんな職場を経験できる

委託給食の良さの一つは、異動があるということです。

直営の管理栄養士は会社を辞めるまで異動がなく、同じ職場で働き続けないといけないですが、委託給食には異動があります。

私が委託給食で働いていた頃は、1年に1度は異動がありました。

職場によっては、5年以上同じ職場で働いている管理栄養士もいましたが、基本的に上司に相談して異動願いを出せば、対応してくれる会社が多いです。

転職におすすめの委託給食会社8選　まとめ

委託給食は調理や献立作成、衛生管理などを普段から実施していることから、管理栄養士としての必要なスキルを磨くのにはとてもおすすめの仕事です。

自分に合った委託給食会社に転職するために、仕事をするうえで大切にしているポイントを明確にしておくのがおすすめです。

転職エージェントなら一人一人に担当エージェントがつくので、委託給食会社の職場環境から人間関係などの内情まで相談に乗ってくれます。

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