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- 委託給食会社で働くメリットは何?
- 直営と委託給食会社との違いは?
- 委託給食会社で得られたスキルは他の職場で通用する?
管理委栄養士の職場は様々ですが、病院・行政・食品メーカーなどの人気求人は頻繁に出ることがなく、しぶしぶ委託給食会社に就職するという人も多いのではないでしょうか。
私自身、就活の際は10件近い直営病院や行政に応募して落選した過去があります。
複数応募した委託給食会社はすべて内定を頂くことが出来て、そのまま委託給食に就職しました。
この記事では、委託給食会社を選んだ理由を以下の3つの項目に分けて説明します。
- 委託給食会社で働く3つのメリット
- 委託給食会社で得られる3つのスキル
- 委託給食会社と直営を比較
委託給食会社の良さを知って、今後委託給食会社で働こうか迷っている方の不安を減らすことが出来れば嬉しいです。
- 栄養士としての基礎を学べる
- 求人が豊富で内定をもらいやすい
- 人間関係で悩んでも異動願いを提出できる
委託給食会社会社で働く3つのメリット
委託給食会社で働くメリットは大きく分けて3つあります。
- 高収入を目指しやすい
- 休みの融通がききやすい
- 未経験でも就職しやすい
高収入を目指しやすい
委託給食会社は基本給が安いことから、手当がつきやすいです。
残業手当や休日出勤手当が付くので、働いたら働いた分だけ給料が入ります。
また、人手不足の現場も多いので、若手でも役職に就きやすく役職手当がつくこともあります。
そのため、新卒でも高収入が目指しやすいというのが委託給食会社の特徴です。
休みの融通がききやすい
委託給食会社は土日休みなどの連休が少ないため、連勤も少なく平日の休みである職場も多いです。
また、委託給食会社には数多くの管理栄養士が働いています。
そのため、急遽仕事を休みたいという場合でも、近くの事業所からの応援で欠員を補ってくれることがあります。
平日休みが取れるので、子どもの授業参観や運動会などの行事に参加出来たり、銀行や市役所の手続きも可能です。
未経験でも就職しやすい
給食委託会社は離職率が高いことから、求人倍率はそれほど高くありません。
そのため、未経験でも就職しやすい就職先といえます。
人気職種である直営は狭き門であるため、委託給食会社と比較して内定の確立も低いです。
知識や経験が求められる直営と違って、委託給食会社は実績や経験の無い人でも広く採用をしています。
委託給食会社では未経験の人でも働きやすい環境を作るために、人材の育成にも力をいれています。
具体的に委託給食会社で働くことで、どんなスキルが身につくのかを解説していきます
委託給食会社で得られる3つのスキル
委託給食会社では、栄養士の基本的な知識や経験を身に付けられます。
そのため、実際に献立作成をするときも、厨房事情を踏まえたうえで献立を作成できるようになります。
- 調理の経験
- 食品衛生やコスト管理
- コミュニケーション能力
調理の経験が積める
委託給食会社では、実際に調理現場に入ることで、食材準備から食事提供までの流れを把握することができます。
- 必要な食材が分からないので納品に困る
- 下処理の方法が分からないので調理師や調理員への指示に困る
- 調理時間がどのくらいかかるか分からないのでイベント食などの考案に困る
委託給食会社で現場を体験しているからこそ分かることがあるので、調理経験が詰めるということは大きな強みになります。
直営の栄養士を目指しているのであれば、委託給食会社で調理経験をしておくことは今後の糧になります
食品衛生やコスト管理を学べる
委託給食会社は、喫食者の健康維持や向上のために食事を提供します。
食事提供の際に注意しなくてはいけないことは数多くありますが、中でも食中毒には特に注意が必要です。
そのため、委託給食会社で働くと食中毒対策などの衛生管理の指導が受けられます。
- 調理食品の中心部温度
- 正しい手洗いの方法
- 生野菜などの殺菌方法 など
他にも、献立発注在庫管理から食材費、勤務表作成から人件費など、コスト管理の基本も学ぶことが出来ます。
コミュニケーション能力が鍛えられる
委託給食会社は、老人施設、病院、学校など様々な職場で働けて、異動のたびに多くの人とかかわる機会があります。
また、管理栄養士の仕事である献立作成は、ただ栄養バランスと原価を考えて作ればいいというものではありません。
- 味や食感など料理の仕上がりを確認する
- 現場作業の許容範囲を把握する
- 提供時間に間に合う調理工程であるか確認する
現実的な献立となるよう厨房の調理師や調理員とのコミュニケーションを取り合うことは欠かせません。
委託給食会社と直営を比較
委託給食会社が直営と比較して優れていると感じる点を比較してまとめていきます。
- 教育体制が整っている
- 従業員が豊富にいる
- 異動が出来る
教育体制が整っている
委託給食会社 | 直営 |
---|---|
研修や教育を実施している 先輩がいる職場に就くことが多い | 新人の教育体制が整っている事業所は少ない 管理栄養士が自分以外に存在しないことがある |
直営
直営の施設や病院では、管理栄養士の配置人数が少ないため、新人の教育体制が整っている事業所が少ないです。
また、管理栄養士を複数名採用する余裕がない職場では、そもそも自分以外の管理栄養士がいない場合もあります。
この場合、自分自身で仕事を確立していく必要があるので、経験がない人にはとても難易度が高いといえます。
委託給食会社
給食会社会社は、全国で職場委託してる企業が多いので、毎年採用をしている人数も多いです。
新卒も採用しているので、即戦力となるように研修や教育も数多く準備しています。
(委託給食会社ごとの福利厚生・給料・年間休日は別記事でまとめています。)
また、職場のほとんどには先輩の栄養士が存在します。
近くに分からないことを教えてくれる先輩がいるのは、委託給食会社の強みといえます。
従業員が豊富にいる
委託給食会社 | 直営 |
---|---|
同期が多い 出世する可能性が高い 横のつながりが出来る | 管理栄養士の入れ替わりが少ない 欠員が出た日には休日出勤の可能性がある |
直営
直営の管理栄養士は、基本的に退職することが少ないです。
理由の一つとして、人気の職場であることや、福利厚生が整っていることなどが挙げられます。
そのため、職場環境が変わりにくく、人間関係の構築は特に重要になってきます。
また、管理栄養士の人数が少ない職場であれば、職場で欠員が出た時に代わりに休日出勤をお願いされる可能性があるのもデメリットの一つです。
委託給食会社
委託給食会社には同期が多いのも特徴の一つです。
全国に同期がいるので、職場は違えど同じような悩みを抱えた仲間がいるということだけでも心強いです。
管理栄養士の従業員も豊富なので、業務で行き詰まった時には、メールや電話などでアドバイスや指示を仰ぐことが出来ます。
また、常に人手不足の委託給食では出世を目指すことも難しい事ではありません。
出世することで新たな仕事を任せてもらえたり、給料UPを目指すことも出来ます。
異動が出来る
委託給食会社 | 直営 |
---|---|
自分に合わない事業所でも異動させてもらえる 自分の生活に合った職場に異動できる 様々な職場を経験できる | 自分に合わなかったら退職せざるおえない 異動先の手配ができない 一つの職場しか経験を積めない |
直営
直営の場合、大手でない限りは自分に合わなかったら退職となることも多いです。
ホワイト企業な職場であれば、異動の対応を受け入れてもらえたり、人間関係の解決策を練ってくれるかもしれません。
しかし、異動できる可能性は委託給食会社と比較して低くなっています。
直営は退職者が出ても人の補充が容易であるということが、異動しにくいことに関係しているのかもしれません。
委託給食会社
委託給食会社は自分に合わない事業所に配属された場合、異動させてもらえる可能性が高いです。
人間関係で悩みがあれば、上司に相談して他の事業所に異動することも提案してみましょう。
また、委託給食会社では病院・老人施設・学校・社員食堂・保育園等、職場は様々です。
結婚して、生活リズムが変わった場合など、勤務時間や休み希望に合わせて職場異動をお願いすることも出来ます。
様々な職場で仕事を経験できるのも委託給食会社の強みです
委託給食会社を選んだ理由|委託で働く3つのメリットと直営との比較|まとめ
委託給食で働くメリットは大きく分けて3つあります。
- 高収入を目指しやすい
- 休みの融通がききやすい
- 未経験でも就職しやすい
委託給食会社では、栄養士の基本的な知識や経験を身に付けられます。
そのため、実際に献立作成をするときも、厨房事情を踏まえたうえで献立を作成できるようになります。
- 調理の経験
- 食品衛生やコスト管理
- コミュニケーション能力
委託給食会社が直営と比較して優れている点は以下のとおりです。
- 教育体制が整っている
- 従業員が豊富にいる
- 異動が出来る