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- 転職したいけど、自己PR文の書き方が分からない
- 自己PRには苦手意識がある
- 内定をもらうためには何を書いたら良い?
就職する際、自分が会社に必要な人材かどうかを伝えるために履歴書や面接で自己PRを行います。
私自身、3回の転職を経験していますが、それぞれの会社に合わせて自己PRをしてきました。
この記事では、管理栄養士が内定を獲得するため、自己PR文の作成方法をお伝えします。
自己PRを作成するにあたって、自己分析をする必要があります。
自己分析を行うことで、希望に合う転職先を絞り込みやすく、転職後のミスマッチを防ぐことも可能です。
- 過去に評価されたエピソード
- 過去の失敗談と、対処方法
- 仕事のこだわりと、どのように会社に貢献できるか
管理栄養士の特化している転職エージェントなら、履歴書や面接の対応も実施してくれます。
管理栄養士にオススメの転職エージェントは別の記事でまとめています。
自己分析を行って自分の強みと弱みを知る
自己PR文を作成する前に自己分析をする必要があります。
自分のことを口頭で伝えられない状態では、採用担当にも自分のことをアピールすることは難しいからです。
自己分析では、自分は何が得意で何が苦手なのかを把握することが出来ます。
自分の強みを見つける方法
自分の強みとしてよく使われている具体例は以下のとおりです。
- 友人が多い
- 明るい
- リーダーシップがある
- 協調性がある
- 負けず嫌い
- 勉強熱心
- 料理が得意
- 体力がある
自分の強みを見つけることが得意ではないという方は、まずは思いつくままに箇条書きにしていきましょう。
- 学生時代の部活動経験
- 得意教科
- アルバイト経験
- 旅行中の出来事
- 家庭環境
- 自分の性格
管理栄養士を目指すきっかけになった出来事も書き記しておくと初心を思い出すことが出来るのでオススメです
自分の弱みも強みに変わる
自分で強みを見つける事が苦手だという人は、まずは自分の弱みを書き出してみましょう。
- 優柔不断
- 短気
- 周りに流されやすい
- せっかち
書き出した自分の弱みは強みに変えることが出来ます。
弱み | 強みに変換 |
優柔不断 | 責任感が強いため物事をよく考えて行動する |
短期 | 何事も自分事のように考えられる |
周りに流されやすい | 人の意見をしっかりと聞くことが出来る・聞き上手 |
せっかち | 無駄な時間を作らない |
強みのない人なんて一人もいないので安心してください
自己分析を行う際のポイント
自己分析を行う際のポイントは以下のとおりです。
- 学生時代から社会人までの経験を徹底的に思い返す
- 客観的に分析するために他己分析も実施する
他己分析では、周りの人からはどのように見えているのか、自分では見つけられない長所や短所を知ることが出来ます。
家族や友人など、いろいろな人に分析をお願いするだけで出来るので、是非試してみてください
管理栄養士が内定を獲得するための自己PR
自己PRでは、魅力的に自分をアピールしながら、会社にとって必要な存在であると思わせる必要があります。
過去に評価されたエピソードを入れる
自己PR文に評価されたことのあるエピソードを組み込むことで、一気に魅力的なアピールポイントとなります。
評価された過去エピソードを伝える際のポイントは以下のとおりです。
- 数値を用いて具体的に示す
- 評価を受けるまでの過程や工夫点を明確に伝える
- 複数のエピソードを掘り下げる
数値を用いて具体的に示す
表彰や受賞の経験、栄養指導の実績は十分な評価エピソードとなります。
特定保健指導を行っていた際、対象者の体重を半年で6㎏減少させたことがあります。
食習慣を改善したことで、指導終了後もリバウンドすることなく、翌年からは指導の対象を外れる事に成功しました。
何年、何kg、何人…など、数値を伝えることでより具体的なエピソードとなります。
評価を受けるまでの過程や工夫点を明確に伝える
成功例を裏付けるためにも、その結果になった過程や工夫点を伝えることがオススメです。
評価されたこと | それまでの過程や工夫 |
過去1年間、配膳ミスが1度も起こしていない | 2人で配膳前にチェックを行うよう提案した 小鉢をトレーに置く際も指差し確認をするようお願いした 朝礼で全員に献立を確認させた |
過程が分かることで評価を受けた理由がより伝わりやすくなります。
- なぜその行動を行ったのか
- 他の人からは何と言われたか
- なんで頑張れたのか
評価された内容だけを伝えると、自慢話のようになってしまいがちですが、過程が分かると苦労話として受け入れられやすくなります。
複数のエピソードを掘り下げる
エピソードは1つだけでなく、複数準備しておくことで、より自分への理解が深まります。
- 新人指導で業務が分かりやすくなるように掲示物を作った
- 感染対策として1日に5回簡単な清掃時間を作った
- 盛り付け前に髪の毛がついていないか、2人一組でチェックする時間を提案した
- 食材や調理器具の発注担当で業務の効率化に努めた
自分がしてきた仕事や実績を思い返しながら、自己PRに繋げていきましょう。
失敗談とそれを克服した経験を伝える
失敗談を克服した際のエピソードは、問題への分析力・対応力などをアピールすることができます。
そのためには、以下の情報を伝えると良いです。
- 過去の失敗談
- なぜ失敗してしまったのか
- どのように克服したのか
- 失敗談から何を学んだのか
実際に失敗談からのアピールポイントを例を用いてご紹介します。
過去の失敗談
離乳食教室を担当していた際、必要な情報を伝え忘れてしまった。
なぜ失敗してしまったのか
緊張しすぎるあまり頭が真っ白になり、事前に準備していた内容が頭から抜けてしまった。
どのように克服したのか
- 先輩栄養士から話すポイントを学んだ
- 場数を踏んだ
- 来場しているママ・パパも緊張しているということを考えた
失敗談から何を学んだのか
人前で話す際は、聞きに来ている人がどのような思いで来ているのかを意識する
話をする内容の中で、重要なポイントだけは絶対に伝えられるようにメモしておく
仕事のこだわりと、どのように会社に貢献できるか
自己PRでは、自分の強みやエピソードだけを伝えるのではなく、なぜ貴社を選んだのかまで話を繋げる必要があります。
- 仕事へのこだわりや大切にしていること
- 応募先の特徴や社風との相性
具体例
仕事へのこだわり | 応募先の特徴 | 持っているスキル(例) | |
栄養管理と給食業務どちらも携わりたい | 直営病院や福祉施設 | 厨房経験や臨床経験 | |
栄養指導を実施したい | 行政や特定保健指導員 | コミュニケーション力 | |
子どもの栄養に関わりたい | 保育園や幼稚園 | 子育て経験 |
管理栄養士の自己PR文の書き方|職場別の例文4選紹介
実際に使える自己PR文を職場別でご紹介していきます。
自分の強み・エピソード・仕事のこだわりを考えながら記入すると、自己PR作成のハードルも下がります。
応募予定の職場があれば是非参考にしてください。
【例文①】老人ホームで働きたい人の自己PR文
自分の強み
委託給食で老人福祉施設の厨房業務を経験した過去がある
エピソード
過去に老人福祉施設で栄養の高い食事を提供していた。
負担が多い仕事で辛いと感じることも多くあった。
しかし栄養状態が改善した利用者様から、お手紙でお礼の言葉を頂いたことで頑張れた。
仕事へのこだわり
食事による健康管理を正しく行うことで、多くの利用者さんが安心して暮らしていけるような環境作りをしたい
【例文②】病院で働きたい人の自己PR文
自分の強み
気になったことはとことん調べる性格である
エピソード
部活動で部長を務めていた際、試合構成や練習メニューを考えていた。
しかし、最初はチームメイトからの不満も多く出ており悔しい思いをした。
自分たちのチームに不足している能力を向上させるためには、どうしたらよいかを突き詰めて継続した。
その結果、県大会優勝を実現させた。
仕事へのこだわり
常に最新の栄養情報を学び、多くの患者さんの健康に貢献したい
【例文③】保育園で働きたい人の自己PR文
自分の強み
2人の子供を育てた経験がある
エピソード
苦手な食材を細かく切ってハンバーグに入れたり、ミキサーにかけてスープにした。
苦手な食べ物が多かった子供も、好き嫌いなく食事が食べられるようになった。
仕事へのこだわり
子どもたちに食事の楽しさを伝えて、元気に育ってもらいたい
【例文④】企業で働きたい人の自己PR文
自分の強み
アルバイトをしていた時に、レストランのメニュー開発に携わった経験がある
エピソード
見た目の良さだけでなく、栄養バランスもしっかりと考えて提案した。
お客様からの評判がよく、レストランの売り上げが2割ほど上がった。
仕事へのこだわり
お店に並ぶような商品を自分で考えて出してみたい
自己PRに本当に困ったらプロの力を借りる
自己PRの書き方は、参考書などを活用にすることでも十分に学べますが、転職のプロの力を借りるのこともオススメです。
「栄養士人材バンク」では、管理栄養士に特化した専任のキャリアアドバイザーが転職をフォローしてくれます。
自己PRを添削してくれるだけでなく、面接対策や日程調整、勤務条件の交渉代行まで幅広い対応が可能です。
他にもおすすめの管理栄養士の転職サイトを9つ「求人数・サポート力・求人内容」など様々な内容はこちらの記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。
管理栄養士の自己分析と自己PR|職場別の例文4選紹介|まとめ
内定を獲得するための自己PRを作成するには、まず自分のことを十分に知るために自己分析をする必要があります。
自己分析をする際のポイントは以下のとおりです。
- 学生時代から社会人までの経験を徹底的に思い返す
- 客観的に分析するために他己分析も実施する
強みが見つからない場合は、自分の弱みを強みに変換してみましょう。
弱み | 強みに変換 |
優柔不断 | 責任感が強いため物事をよく考えて行動する |
短期 | 何事も自分事のように考えられる |
周りに流されやすい | 人の意見をしっかりと聞くことが出来る・聞き上手 |
せっかち | 無駄な時間を作らない |
自己分析が出来たら、実際に自己PRを作成します。
- 過去に評価されたエピソード
- 過去の失敗談と、対処方法
- 仕事のこだわりと、どのように会社に貢献できるか
特に、自分はこの会社に勤める事でどのようなメリットがあるのかということをしっかりと伝える事が重要です。